次年度の研究費の使用計画 |
平成23年度は、未使用額670,725円が生じた。未使用額が生じた主な要因は、研究を効果的に進めるため、海外学会への参加を見合わせてラボワークに仕事を集中させたスケジュール変更のためである。この未使用額は、平成24年度の物品費として使用する計画である。24年度は、23年度に得られた成果を基に、ナノ物質と相分離膜の相互作用解析に関する新たな実験計画を設定しており、物品費の増加が見込まれる。物品費として、1,170,725円を計画しており、ベシクル作製に必要な「脂質」、相互作用させるナノ物質に対応する「核酸(DNA)、ナノ粒子」、および膜ドメインやナノ物質を可視化するための「蛍光標識試薬」を含む。加えて、顕微鏡用スライドガラス・カバーガラス・試験管・フラスコ・ビーカーなどの「ガラス実験器具」、シャーレ・チップ・エッペンドルフ管など「プラスチック類」、顕微鏡像のデジタル録画データの保存に使用する「電子記録媒体」、顕微鏡システムを最適化するための「顕微鏡光学部品」を含む。また、情報発信を円滑に行うため、研究成果学会発表(日本物理学会、日本生物物理学会)の旅費として、300,000円を使用する。その他として、学術論文発表のための英文校閲費に、200,000円を使用する。
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