研究課題
若手研究(B)
本研究では、研究代表者がこれまで開発して来た地震と津波を一つの方程式系で同時に評価することのできる「地震―津波動的統合計算法」を大きく発展させ、現実的な地形・速度構造をもつ3次元に拡張した。この方法は、運動方程式に重力項を付加し、静水圧平衡のもとで弾性体と流体の現象を一つの方程式系の差分法により同時に計算するものである。大規模な並列シミュレーションに耐えるようなコード開発に成功し、2011年東北地方太平洋沖地震の地震津波統合シミュレーションを実施することで、海底ケーブル地震津波計をはじめとした地震・津波観測記録を再現することに成功した。
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