研究課題
若手研究(B)
主たる成果として、カルサイト(CaCO3)表面のイオンが人工海水中に含まれるMgSO4に置換されると、表面がより親水性になることを理論計算から発見した。このことが、石油の貯留岩であるチョークに人工海水を注入した際に、石油の回収率増進がみられることの原因の一つである。環境中に存在する2価の毒性イオンであるNi2+, Cd2+, Pb2+はカルサイトに取り込まれやすく、Sr2+は取り込まれにくいことが分かった。またNi2+は表面のイオン置換で安定に存在できることがわかった。毒性元素の存在形態を理論計算から予測することに成功した。
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