研究課題
若手研究(B)
次世代光機能性材料として注目されている有機色素ナノ集合体の光および電子的物性に関する基礎的な知見を得るために、電子供与性ポルフィリン‐電子受容性ナフタレンジイミド(NDI)との間の会合体形成および電子移動に関する研究を行った。水溶液中にてアニオン性NDIとカチオン性ポルフィリンとの間で10の5乗を超える高効率な会合定数が見いだされた。分子構造および環境場依存性から、会合体形成は主に疎水性相互作用によって引き起こされ、クーロン力の影響を強く受けていることが明らかとなった。また、分光研究から会合体中におけるピコ秒オーダー以上の高速電子移動および逆電子移動が明らかとなった。
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J. Phys. Chem. B
巻: 117 ページ: 6443-6454
J. Phys. Chem. A
巻: 117 ページ: 5314-5325