研究課題
若手研究(B)
近年特にその発展が顕著な界面光分子科学の理論研究に必要な方法論として,開放系クラスターモデルに基づいた第一原理電子状態計算の実行を可能とするプログラムを開発した。開放系クラスターモデルは,吸着分子近傍のモデルクラスターを開放系として扱うことにより,低コストで物理的に正しい結果を与える理論モデルである。Cs/Cu(111)系の電子励起状態および光誘起ダイナミクスの問題に適用し,励起状態の帰属を正しく与えること,またフォノン系とは異なる光誘起ダイナミクスの励起機構が明らかとなった。さらに,グランドカノニカル系への拡張,誘電体モデルとの融合により,電気化学現象への適用も可能となった。
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