ハロゲン化物イオンの酸化還元特性を利用する触媒的酸化カップリング反応の開発

2012 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23750042
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 有機化学
• 研究機関: 高知大学
• 研究代表者: 永野 高志 高知大学, 教育研究部自然科学系, 助教 (80500587)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2012
• キーワード: グリーンケミストリー / 酸化反応 / 脱水素カップリング反応 / ハロゲン / ハロゲン化物イオン

研究概要

ハロゲン化物イオンの酸化還元特性を利用した触媒的脱水素型酸化カップリング反応 (CDC) について研究を行った.研究の結果,ヨウ化物イオン/酸素の組み合わせによる分子内炭素-酸素結合形成反応や,ヨウ化物イオン/TBHPの組み合わせによる分子内炭素-炭素結合形成反応,臭化物イオン/過酸化水素の組み合わせによるアルコールの酸化反応等の開発に成功した.

研究成果

• [雑誌論文] Iodide-Ion-Catalyzed Carbon-Carbon BondForming Cross-Dehydrogenative Coupling for the Synthesis of Indole Derivatives (2013)
  • 著者名/発表者名: Zhenhua Jia, Takashi Nagano*, Xingshu Li*, Albert S. C. Chan
  • 雑誌名: Eur. J. Org. Chem. ページ: 858-861
  • DOI: DOI:10.1002/ejoc.201201585
  • 査読あり
• [学会発表] 臭化ナトリウムを触媒として用いるアリールアルカンのベンジル位酸化反応に関する研究 (2013)
  • 著者名/発表者名: 前島佑果子・永野高志
  • 学会等名: 日本化学会第93春季年会
  • 発表場所: 滋賀県大津市,立命館大学
  • 年月日: 2013-03-24
• [学会発表] 臭化物イオンを触媒とするアルコールの過酸化水素酸化 (2013)
  • 著者名/発表者名: 駒川ひろみ・永野高志
  • 学会等名: 日本化学会第93春季年会
  • 発表場所: 滋賀県大津市,立命館大学
  • 年月日: 2013-03-24
• [学会発表] Halide Ion-Catalyzed OxidativeCoupling (2013)
  • 著者名/発表者名: Takashi Nagano
  • 学会等名: The 2ndInternational Symposium on GreenScience
  • 発表場所: 高知県高知市,高知大学
  • 年月日: 2013-03-21
• [学会発表] ハロゲン化物イオン触媒による酸化カップリング反応 (2012)
  • 著者名/発表者名: 永野高志
  • 学会等名: 第27回若手化学者のための化学道場
  • 発表場所: 高知県高知市,かんぽの宿伊野
  • 年月日: 2012-09-10
• [学会発表] ヨウ化物イオン触媒による酸素を酸化剤とするケトンの分子内酸化的α-アシロキシ化反応 (2012)
  • 著者名/発表者名: 江後瑞希・永野高志
  • 学会等名: 日本化学会第92春季年会
  • 発表場所: 神奈川県,慶応義塾大学日吉キャンパス
  • 年月日: 2012-03-26
• [備考]
  • URL: http://www.jimu.kochi-u.ac.jp/~soran/sansyo.asp?ID=2090