研究課題
若手研究(B)
「実用的不斉触媒プロセスを指向した新規炭素-炭素結合生成反応の開発」という研究課題名の下、様々な新規炭素-炭素結合生成反応の開発にチャレンジした結果、世界で初めて安定なオキセテンを生成する[2+2]環化付加反応を見出した。この反応は、カチオン性パラジウム触媒存在下、トリフルオロピルベートとアルキン化合物を作用させることにより、光学活性な含CF3オキセテン化合物が高い化学収率及び光学収率で得られる。様々な官能基を導入したアルキンを用いて検討を行った結果、脂肪族、芳香族、また電子吸引基であるエステル、アルデヒド、CF3、さらにヨウ素やピナコールボラン、シランを含む基質において問題なく高い化学収率、エナンチオ選択性で対応するオキセテンを得ることができた。
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http://www.apc.titech.ac.jp/~mikami/index-j.html