研究課題
若手研究(B)
分子触媒の開発において活性種を単一化する配位子設計が求められている。例え、一つの活性種が完璧な性能をもっていても、複数の活性種が共存すれば全体の効率は低下するからである。代表標的配位子としてsp^N/sp^N混合系の四座配位子Ph-BINAN-H-Pyを取り上げ、そのルテニウム錯体がcis-α型を優先し、芳香族ケトン類の不斉水素化に有効であることを見い出した。さらに、水素化経路およびエナンチオ面選択機構を明らかにした。水素化触媒に限らず、新たな触媒設計指針を示すものとしても注目される。
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Tetrahedron
巻: 67 ページ: 10006-10010
DOI:10.1016/j.tet.2011.09.065