| 研究概要 |
様々な 1,2-二置換環状ビニルモノマーのラジカル(共)重合系を設計することで、主鎖骨格に環状ユニットを含有し、耐熱性が高く剛直なポリマーの合成を行った。ラジカル単独重合性のほとんどない、環状オレフィンや環状スチレン誘導体については、電子求引性環状ビニルモノマーである N-置換マレイミドとの共重合系を設計することで、ポリマーを与えた。とくに、これらの共重合をフルオロアルコール中で行うことで、交互性が高く分子量の高いポリマーが得られた。さらに、リビングラジカル重合と組み合わせることで、分子量や末端構造の制御されたポリマーの合成だけではなく、耐熱性の高いセグメントを有するブロックポリマーの合成も可能であった。
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