昨年度までに行った研究成果をもとに、溶媒によって異なる相を示すアミロース誘導体のリオトロピック液晶性に関する論文(Macromolecules誌)、様々な剛直性を持つ環状アミロース誘導体およびその液晶性に関する論文(Macromolecules誌)、環状鎖と直鎖で局所らせん構造や分子間相互作用に顕著な違いがみられることを見出した論文(Jounal of Physical Chemistry B誌)に投稿し、掲載された。このほか、広い温度範囲における小角X線散乱法の開発に環状アミロース溶液を用い、この手法に関する論文も作成した(Polymer Journal誌に掲載済み)。このほか、得られた成果について、第7回多糖の未来フォーラムおよび第146回東海高分子研究会講演会にて講演を行ったほか、国際会議(Pacific Polymer Conference、台湾)などにて口頭発表を行った。
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