研究課題
超分子集合体の形成と光電子機能に関して、以下の4つの研究を推進した。1.フルオレン部位とチオフェン部位をを共通部位として含むパイ共役系交互共重合体の自己組織化に関する研究を行い、ある条件下で、それらが直径0.5~10 ミクロン程度の球状構造体を形成することを見出した。これら球状構造体の形成とサイズ制御、光電子機能についてまとめ、J. Am. Chem. Soc. 誌に発表した。2.ヘキサベンゾコロネン―フラーレンからなる自己組織化ナノチューブ内部の光電変換に関して、フェムト秒分光を行い、光キャリア発生のダイナミクスに関する研究を進め、Appl. Phys. Express誌に発表した。3.カーボンナノチューブ(CNT)とディスク状イオン液晶(DILC)の複合体に関する研究を進め、あるDILCがCNTを高分散することを見出した。結果をAngew. Chem. Int. Ed. 誌に発表した。4.自発的構造変形による共役系高分子ナノコイルの作製に関する研究を進めた。結果を現在論文にまとめている。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (40件) (うち招待講演 11件)
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