研究概要 |
A3R(BO3)3 系(A=Ba; R=Y, Sm-Yb)は、Dy,HoとYのイオンサイズを境界に軽希土類側ではH相、重希土類側ではL相となり、境界の元素では低温でL相、高温でH相に変化している事を高温X線構造解析により確認し、この系の基本的な性質を明らかにした。また、Sr3Y(BO3)3の陽イオン席(3a,3b,18f)は、 3a=Y, 3b=Sr, 18f=Sr/YであることをX線異常散乱単結晶X線構造解析で確認し、希土類添加元素は18fへ入る事が示唆された。実際にFZ法によるCe結晶の特性を測定した結果、α線照射によりCeの発光を観測でき、光学材料としての応用性が期待される。
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