研究課題
若手研究(B)
本研究は、我々が開発した世界最高レベルの収束度を持つ陽電子マイクロビーム装置に、電子ビーム誘起電流(EBIC)測定回路を付加することで、半導体試料に存在する欠陥の評価を行うことを目的とした。まずEBIC測定系を構築し、欠陥コントラストを検出しながら同時に陽電子消滅法で消滅γ線を測定するシステムを構築した。マスキングを施すことで部分的にHe照射したSi試料の測定では、EBIC法・陽電子法ともに照射領域でコントラストが発現した。消滅γ線の精密測定から欠陥構造を推定したところHe原子が充填された複空孔であることが分かり、キャリア再結合中心が空孔型欠陥と関連があることが分かった。
すべて 2014 2013 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (5件) 備考 (1件)
JAEA-Review
巻: 2013-059 ページ: 146
Journal of Physics : Conference Series
巻: vol. 443 ページ: 012041(1-4)
巻: 2012-046 ページ: 140
http://www.taka.jaea.go.jp/asrc/positron/index_j.html