次年度の研究費の使用計画 |
次年度使用額は、本年度繰越額531,058円に配賦予定分の100万円を追加した計1,531,058円である。繰越の理由は主に二つある。まず学会参加のための"旅費"と参加費として考えていた"その他"を他予算でまかなうことができたため使用しなかった。物品費38,1058円が残った理由は、紫外光を照射しながらのSTM/AFM測定実験まで進まなかったため、光源や光学部品の消耗品が不要になったためである。その実験は次年度行う予定でいるため、次年度の物品費にあてる。次年度の内訳は、物品費931,058円、旅費550,000円、その他50,000円である。それぞれの使用用途は以下を考えている。1.物品費:実験のための大型装置は全て揃っているため、50万を超える設備・備品などの購入予定はない。真空部品(分子やNaCl等の蒸着源、低温分子蒸着システム設置のためのフランジや熱電対フィードスルー等)、光学部品(光源、ミラー等)、電子機器(分子蒸着用電源)や電子部品(ワイヤー、クリップ、はんだ等)の消耗品および、ジアリールエテン分子とNaClの試料購入に充てる。2.旅費:9月と11月に行われる国際会議に参加・発表をするために使用する。3月に行われる国際会議にも参加する可能性があり、多めに予算を計上している。また、国内学会やシンポジウムに参加するための旅費も含む。3.その他:今年度の繰越額5万円は、国際会議の参加費としてあてる予定でいる。
|