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2012 年度 実績報告書

大面積可視メタマテリアルシートの作製と負屈折現象の実証

研究課題

研究課題/領域番号 23760056
研究機関神戸大学

研究代表者

青木 画奈  神戸大学, 自然科学系先端融合研究環重点研究部, 助教 (90332254)

キーワード磁場アセンブリ / プラズモン / 自己組織化
研究概要

本研究は可視域大面積メタマテリアルシートの実現を目指し、常磁性体と反磁性体の外部磁場印加に対する磁場応答性を利用した、メタマテリアルの構成要素であるプラズモン共鳴構造の自己組織的一括作製技術の確立に取り組んだ。
昨年度までに、磁場アセンブリ法により土星状プラズモン共鳴構造を一括大量作製する技術を確立したが、個々の共鳴構造の位置を制御出来ないため、欠陥構造の発生率が高いという問題が生じていた。本年度は、常磁性体からなるアンカースポットを配した基板を発案し、外部磁場印加により、共鳴構造を自発的にアンカースポット上に配列させる技術を確立した。フォトリソグラフィー法による描画とニッケルの真空蒸着により、ガラス基板上に共鳴構造断面積と同程度のニッケルスポットを形成し、この基板上で磁場アセンブリを行うと、外部磁場印加と共に常磁性中心球がニッケルスポット上に移動し、そこで共鳴構造が形成された。ニッケルスポットを正方格子、多角形状に配列するとそれに従った共鳴構造の2次元配列が得られた。これにより、個々の共鳴構造と入射光との相互作用だけでなく、2次元配列構造全体での干渉効果を利用した新規光学特性の発現も視野に入れられるようになった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2012

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 産業財産権 (1件)

  • [雑誌論文] Magnetic assembly of gold core-shell necklace resonators2012

    • 著者名/発表者名
      Kanna Aoki, Kentaro Furusawa, and Takuo Tanaka
    • 雑誌名

      Applied Physics Letters

      巻: 100 ページ: 181106-1-4

    • DOI

      10.1063/1.4706254

    • 査読あり
  • [産業財産権] 試料観察用基材、磁場発生器および観察装置2012

    • 発明者名
      青木弘良、三好洋美、山形豊、青木画奈
    • 権利者名
      青木弘良、三好洋美、山形豊、青木画奈
    • 産業財産権種類
      特許
    • 産業財産権番号
      2012-259051
    • 出願年月日
      2012-11-27

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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