研究課題
ネットワーク化されたシステムに参加する各ユーザが自身の目的関数と制約集合をもつとき、ネットワーク全体の最適化問題を、全ユーザの共通制約集合上での全ユーザの目的関数の総和を最小化する問題として定式化する。平成24年度では、各ユーザの制約集合が容易に計算可能な(非拡大写像と呼ばれる)非線形写像の不動点集合で、かつ、各ユーザの目的関数が凸または非凸のときの最小化問題について考察を行い、その問題を解くための非集中型最適化アルゴリズムを提案することに成功している。また、提案アルゴリズムを帯域幅割り当て問題に適用し、提案アルゴリズムの有用性を数値実験により示すことができている。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件)
SIAM Journal on Optimization
巻: Vol. 23, No. 1 ページ: 1-26
巻: Vol. 22, No. 3 ページ: 862-878
SIAM Journal on Control and Optimization
巻: 50 ページ: 2173-2192
10.1137/110850542