研究課題
若手研究(B)
ガソリン基準燃料であるノルマルヘプタンとイソオクタンを燃料とし,高圧下の温度勾配を有する系における着火核の伝ぱを高速度カメラで撮影した.イソオクタンの場合,火炎が上流の低温域に伝播するにつれて,単調に火炎位置の移動速度が減少した.ノルマルヘプタンの場合,火炎が上流の低温域に伝播している途中で,火炎位置の移動速度が急激に増減した.数値計算の結果,着火核の上流側に低温酸化反応に起因する熱発生が観察された.これらのことから,ノルマルヘプタンの場合における火炎位置の移動速度の急激な変化は低温酸化反応に起因する再着火が起きたと考えられる.
すべて 2012
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Combustion and Flame
巻: Vol. 159, Issue 4 ページ: 1631-1643
10.1016/j.combustflame.2011.11.004