研究課題/領域番号 |
23760195
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
小橋 好充 金沢工業大学, 工学部, 講師 (80469072)
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キーワード | 内燃機関 / 噴霧 / 燃焼 / 燃料 |
研究概要 |
平成24年4月から平成25年3月まで,米国ウィスコンシン大学マディソン校における在外研究に伴い,当該研究を中断した.その間,当該研究に用いる実験機器ならびに解析用コンピュータのメインテナンスと点検は,申請者が所属機関において共同で研究室を運営している加藤聰 金沢工業大学教授とその研究室に所属する大学院生3名が実施し,定期的に問題ないとの報告を受けてきた.そのため,平成24年度の研究計画にしたがい平成25年4月より当該研究を再開する.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
平成24年4月から平成25年3月まで,米国ウィスコンシン大学マディソン校における在外研究に伴い,当該研究を中断したことにより,当初の研究計画を1年間延期した.
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今後の研究の推進方策 |
平成24年4月から平成25年3月まで,米国ウィスコンシン大学マディソン校における在外研究に伴い,当該研究を中断したことにより,当初の研究計画を1年間延期することとなった. そのため,平成25年度は平成24年度に予定していた研究に着手する. 平成23年度には,着火性に高低をもたせた二燃料の蒸気濃度と両者の着火・燃焼時期が圧縮自着火燃焼の排出ガス特性と熱効率に及ぼす影響を調べ,本報式による高効率・低エミッション化の指針を示した.一方,リアルワールドにおいてこれを具現化するためには,着火過程に関するより基礎的な知見が必要であり,希薄に分布する混合気の化学反応によって生成される中間生成物が,燃焼室内への直接噴射される燃料の化学反応に及ぼす影響が不明であって,この解明に取り組む. スキップファイア(数サイクルに1度の燃焼サイクルを実現する方法)を適用した実機関において,排気バルブから還流される排気ガス中の炭化水素成分を微量化するとともに前の燃焼サイクルの熱的な影響を回避することで,これらの影響因子を排除した状態で,容易に単一サイクルの化学反応の影響を調べる.実機関において取得した筒内圧力を解析して,希薄混合気の化学反応の状態を類推するとともに,これと直接噴射された燃料の化学反応進行速度の関係を明らかにする.また,化学種の生成・消滅に関する時間的情報は科学反応ソルバーを用いることで補い,着火過程の空間的情報は可視化機関において取得する予定である.
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次年度の研究費の使用計画 |
上述のとおり,次年度は実機関と可視化機関を用いた実験を予定している. 実機関試験においては,試験する燃料,排気ガス分析用校正ガス,エンジンオイルおよびガスケット類を常用的に購入する.また,スキップファイアを実施するための電子回路制作費,吸排気配管の改良費として,消耗品費を充当する. 可視化機関においては,のぞき窓として使用する石英ガラスの材料・加工費,発光計測用の光学干渉フィルタ費ならびにその固定具に,消耗品費を充当する.
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