研究課題
磁性材料の最適配置問題は,大規模な整数変数(設計領域の要素数)で構成されたNP問題となる.そこで,本研究課題では進化型アルゴリズムに基づく磁性材料最適配置計画法を開発した.提案手法では,複数の有限要素メッシュを準備し,最も解像度の粗いメッシュから順に解像度を向上させ,設計領域の縮減を併用することで,最も解像度の高い設計領域を直接取り扱うよりも,高速かつ確実に良好な性能を有する磁気回路の導出を可能とした.本法を二次元IPMモータのフラックスバリアの位相最適化に適用した結果,従来モデルよりも高出力なフラックスバリアが得られた.なお,圧粉磁芯が得意とする三次元磁路設計への拡張が今後の課題として残された.
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IEEE Transactions on Magnetics
巻: Vol. 49, No. 5 ページ: 2093 2096
10.1109/TMAG.2013.2240282
巻: Vol. 49, No. 5 ページ: 1641 1644
10.1109/TMAG.2013.2240283
巻: Vol. 48, No. 2 ページ: 515 518
10.1109/TMAG.2011.2173305