研究課題
若手研究(B)
近年,高温超伝導コイルを応用した加速器やNMR,MRIといった機器の開発研究が盛んに行われている。しかし,コイルに巻線する超伝導線材がテープ形状であるため,遮蔽電流による不整磁場がコイル設計磁場の時間的安定性や空間的均一性を乱すことになる。そこで,3次元有限要素法および高速多重極法を組み合わせ,非線形な超伝導特性を考慮可能な電磁場数値解析プログラムを開発した。また,実験と数値計算によって,不整磁場の影響の定量的な評価を行い,遮蔽電流の振舞いを明らかにした。本成果は、遮蔽電流の影響を軽減し、空間均一時間安定磁場を発生する高温超伝導コイル設計の検討を可能にするものである。
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IEEE Transactions on Applied Superconductivity
巻: vol.24, no.3 ページ: 4701505
巻: vol.23, no.3 ページ: 4100805