風力発電システムの内部やその近傍に設置された電力・通信・制御機器の雷害対策に関する研究を行った。2011年には,実験現場で必要となる可搬式のインパルスジェネレータを製作した。また,この種の雷対策の解析を行う数値電磁界解析プログラムを用いて複数の解析モデルを完成させた。2012年には単機の風力発電システムで実験を行い,数値電磁界解析を用いてその過電圧発生様相を解明した。最終年度の2013年には2つの風力発電システムが連接された状態での過電圧発生様相を解明し,ウィンドファーム等大規模設備への適用可能性を示した。
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