2014 年度前半に,2013 年度に実施した飛行制御実験(外乱抑制および可変操縦特性の同時実現)の結果をまとめ,計測自動制御学会論文集に投稿し,出版された.そこでは,従来設計法である「提供スケジューリングパラメータが正確である」とした設計法と,提案手法である「提供スケジューリングパラメータが不正確である」としてその誤差を補償する設計法の制御性能を定量的に示し,提案設計法の有効性を示した. また,制御器設計仕様を可変操縦特性のみに特化した制御実験の結果もまとめ,国際会議(IEEE CCA)にて口頭発表を実施した.さらに,設計対象プラントである LPV システムの初期状態が零でない場合の性能解析条件の一つを考案し,IEEE CCA にて発表した内容と上記性能解析条件をまとめ,国際雑誌に投稿した.
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