本研究では,メッシュフリー粒子法の一種であるSmoothed Particle Method (SPH) 法による斜面の地震時崩壊挙動の解析手法の開発を行った.具体的な研究成果として,有限要素法に相当する精度を達成するための新たな計算式を提案し,さらにレイリー減衰のSPH法への導入を行った.その後,実際に斜面崩壊への適用性を検討するため,公開されている斜面模型実験を対象として,その再現解析を実施した.また,2011年東北地方太平洋沖地震において発生した盛土造成斜面の崩壊を対象として、SPH法による再現解析を行った.
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