研究課題
若手研究(B)
本研究は,地球温暖化進行時の豪雨頻発化を念頭に,クラウド・シーディングを用いた人為的豪雨抑制手法の開発とその効果的な実施条件について検討を行うものである.メソ気象モデルを使用して雨域面積や時間降水量の変化などの複数の観点からシーディングによる降水システムへの影響の有無や大小を解析するとともに,シーディングに伴う氷晶数濃度や霰の増減などに着目して抑制効果のメカニズムを解析した.その結果,シーディングにより積算降水量のピーク領域の面積や時間最大降水量が効果的に抑制され得ることなどが確認され,また,風下側への降水粒子の移動・拡散がシーディングによる豪雨抑制の重要な要因であることなどが示された.
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土木学会論文集B1(水工学)
巻: Vol.70,No.4 ページ: 1553-1558
10.2208/jscejhe.70.I_553
巻: Vol.69,No.4 ページ: I373-I378
10.2208/jscejhe.69.I_373
巻: Vol.68,No.4 ページ: I391-I396
10.2208/jscejhe.68.I_391