本研究では、新規消毒副生成物としてNDMAを取り上げ、その処理手法としての紫外線処理の効率化を検討した。従来より短波長の紫外線照射が効果的である可能性が分かり、従来ランプ(254nm)より短波長の222nmランプを検討した。222nmランプによるNDMAの分解効率と溶存物質による分解への影響を検討した。水質条件によって254nmと222nmのどちらが効率的かが異なる結果を得ることができた。また、さらに220-254nm付近を出力する新規蛍光エキシマランプを使用すると、副生成物の生成を抑制しながら、効率的に分解できることが分かった。
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