研究課題
若手研究(B)
本研究は,自然由来で安全な多糖質キトサンを凝集補助剤として用いることで、凝集処理効率が低下する原水に対しても凝集剤の使用量を増加させることのない浄水処理を目指している。本研究では,一般的なアルミ系凝集剤と併用処理を行った場合の凝集効率が,概ね30%程度上昇することを明らかとした。処理能力10万トン以上の浄水場では,凝集阻害による薬品消費量が問題であることから,キトサンの凝集阻害による使用薬品量の削減は有効であると考えられた。
水処理工学