研究課題
若手研究(B)
1階を耐震壁のないピロティ階,2~4階を連層耐震壁とした縮尺30%の試験体2体を用いて,曲げ降伏型連層耐震壁架構の地震時抵抗機構を解明するための静的載荷実験を実施した。実験変数とした連層耐震壁を支持する2階枠梁の曲げ強度が不足する場合,曲げ降伏が生じた2階耐震壁のみに変形が集中することはなく,連層耐震壁を支持する1階圧縮側柱の脚部を回転中心とする崩壊機構が形成されることを明らかにした。