研究課題/領域番号 |
23760566
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
後藤 純 東京大学, 高齢社会総合研究機構, 研究員 (80584408)
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キーワード | 都市計画 / 高齢社会 / ジェロントロジー |
研究概要 |
(1)被災地での取り組み:住まいと在宅医療・看護のサービスの連携したモデルである、コミュニティケア型仮設住宅をデザインし、岩手県釜石市の平田運動公園及び岩手県遠野市の穀町にコミュニティケア型仮設住宅を実現した。このコミュニティケア型仮設住宅の運営をとおして、高齢社会における住まいと医療・介護サービスが連携した地域空間計画モデルに重要な項目を整理した。具体的には、住宅のバリアフリー、在宅医療・介護との連携、コミュニティ活動との連携、アクセシビリティの向上である。 (2)柏市における地域診断:上記観点に従って、医療介護関係者との意見交換会、地域住民との意見交換会、地域資源マップ、住まい方に関するアンケート調査などを行い、地域診断を行った
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
震災の影響で、自治体等の関心が防災に傾くなかで、当初の計画である世界の高齢社会モデルの調査と、最終的な高齢社会における住まいと医療・介護サービスが連携した地域空間計画モデルのまとめが遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
(1)海外の事例の調査の実施 (2)国内の住まいと医療・介護サービスが連携した取り組みのアンケート調査 (3)高齢社会における住まいと医療・介護サービスが連携した地域空間計画モデルの検討を行う。
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次年度の研究費の使用計画 |
海外調査費30万円 研究成果とりまとめ作費20万円 アンケート調査費30万円
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