東アジア都市の都心地区には、商店街やデパートが立地するなど、人々を集めて賑やかにする雰囲気がある。そこの空間的な側面と行動的な側面に注目し、各国の屋外商業密集地区を調査し分析することによって、これをもとに屋外商業密集地区を再評価し整理し、魅力ある都市構造を誘導することができることを目的として進めることとした。本研究では生態学的心理学の行動セッティング論が都市計画、都市デザイン、建築学などに適用される一つの基本的なユニットを成す概念であることがわかった。都市中心部に一つのまとまりを成す大きなユニットとして行動セッティングという分析単位を考えることで、都市に人々が集まる現象を見る視点ができる。
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