固定遊具におけるリスクを具体的に抽出し、遊具製作におけるリスク設置の目安やハザードの発生条件を明らかにすることを目的として、自作した固定遊具で遊ぶ幼児を対象とした行動観察実験を行った。その結果、1)登る・飛ぶ場所直下の出入口は幼児が落下してくる可能性があるため設置を避けること、2)高さ1050mm以下の斜めの板材上は、パイプ等が隣接していると足が掛かりバランスを崩す可能性があること、3)高さ1050mm以上の斜めの板材上では、速度を制御しながら滑る幼児が多いため、難易度低下のためには手がかりとなるパイプを配置すること、などについて把握することができた。
|