研究概要 |
本研究ではフランスの建築家・都市計画家アンリ・プロスト(Henri PROST, 1874-1959)が、保護領モロッコ初代総督ユベール・リヨテ(Hubert LYAUTEY, 1854-1934)の命を受けて、同国内15都市で旧市街の保全と新市街の建設を両立したこと、同国の歴史的・文化的遺産を尊重して保存したこと、アルベール・ラプラド(Albert LAPRADE, 1883-1978)やジョゼフ・マラスト(Joseph MARRAST, 1881-1971)らのフランスの若手建築家を起用して、新市街にアール・デコなどの当時最新の建築を数多く建設したことを明らかにした。
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