両大戦間期ドイツのジードルンク建設における計画理念とその受容の実態解明

2013 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 23760611
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 建築史・意匠
• 研究機関: 東京工芸大学
• 研究代表者: 海老澤 模奈人 東京工芸大学, 工学部, 准教授 (40410039)
• 研究期間 (年度): 2011 – 2013
• キーワード: 近代建築史 / ドイツ / モダニズム / ジードルンク / 建築保存・改修 / 集合住宅 / 住宅史

研究概要

ヴァイマール共和国時代のドイツで先進的な建築家たちが取り組んだジードルンク（住宅団地）の建設に関して、建築家たちによる計画の実態の解明と、建設後の建築の変遷の把握という二つの面から研究を進めた。ツェレのオットー・ヘスラー、フランクフルトのエルンスト・マイ、デッサウ他のヴァルター・グロピウスによるプロジェクトなど複数の事例に関するケーススタディを進めると同時に、この時代のジードルンク建設の全容把握に努めた。

研究成果

• [雑誌論文] 1920年代後半ヴァルター・グロピウスのジードルンクにおける水平連続窓の展開.ジードルンク・デッサウ=テルテンとダマーシュトックの比較を通して (2014)
  • 著者名/発表者名: 海老澤模奈人
  • 雑誌名: 日本建築学会計画系論文集 巻: Vol.79, No.701 ページ: 1701-1709
  • 査読あり
• [雑誌論文] フランクフルトにおけるエルンスト・マイの住居形式の展開と最小住居への取り組み (2014)
  • 著者名/発表者名: 海老澤模奈人
  • 雑誌名: 日本建築学会計画系論文集 巻: Vol.79, No.700 ページ: 1423-1431
  • 査読あり
• [雑誌論文] オットー・ヘスラーのジードルンク・ブルームレーガー・フェルトにおける最小限住居の成立と変遷 (2014)
  • 著者名/発表者名: 海老澤模奈人
  • 雑誌名: 日本建築学会計画系論文集 巻: Vol.79, No.696 ページ: 525-533
  • 査読あり
• [雑誌論文] マルガレーテ・シュッテ=リホツキーの「家事の合理化」.翻訳と解題 (2013)
  • 著者名/発表者名: 海老澤模奈人
  • 雑誌名: 東京工芸大学工学部紀要 巻: Vol.35, No.1 ページ: 6-18
  • URL: http://www.t-kougei.ac.jp/research/pdf/vol35-1-02.pdf
• [雑誌論文] ルートヴィヒ・ヒルベルザイマーの『大都市建築』.部分訳と解題 (2012)
  • 著者名/発表者名: 海老澤模奈人
  • 雑誌名: 東京工芸大学工学部紀要 巻: Vol.34, No.1 ページ: 39-51
  • URL: http://www.t-kougei.ac.jp/research/pdf/vol34-1-06.pdf
• [学会発表] アレクサンダー・クラインの大ジードルンクバート・デュレンベルクについて (2014)
  • 著者名/発表者名: 海老澤模奈人
  • 学会等名: 2014年度日本建築学会大会(近畿)学術講演会
  • 発表場所: 神戸大学(発表確定)
  • 年月日: 2014-09-14
• [学会発表] ジードルンク・プラウンハイムの建設とその受容の実態 (2013)
  • 著者名/発表者名: 海老澤模奈人
  • 学会等名: 2013年度日本建築学会北海道支部研究発表会
  • 発表場所: 北海道工業大学
  • 年月日: 2013-06-29
• [学会発表] フランクフルトにおけるE.マイの住宅建設計画の展開と住戸形式 (2013)
  • 著者名/発表者名: 海老澤模奈人
  • 学会等名: 2012年度日本建築学会関東支部研究発表会
  • 発表場所: 日本建築学会(東京)
  • 年月日: 2013-03-06
• [学会発表] ジードルンク・ブルームレーガー・フェルトにおける最小限住居の受容 (2012)
  • 著者名/発表者名: 海老澤模奈人
  • 学会等名: 2012年度日本建築学会大会(東海)学術講演会
  • 発表場所: 名古屋大学
  • 年月日: 2012-09-12
• [学会発表] オットー・ヘスラーの平行配置型住棟の展開と住棟高さ (2012)
  • 著者名/発表者名: 海老澤模奈人
  • 学会等名: 2011年度日本建築学会関東支部研究発表会
  • 発表場所: 日本建築学会(東京)
  • 年月日: 2012-03-07