• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2015 年度 研究成果報告書

世界遺産候補「長崎の教会建築」の保存継承に向けた道具・技術の復原的研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 23760616
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 建築史・意匠
研究機関長崎総合科学大学

研究代表者

山田 由香里  長崎総合科学大学, 工学部, 教授 (60454948)

研究期間 (年度) 2011-04-28 – 2016-03-31
キーワード長崎の教会堂 / 鉄川与助 / 大工道具の復原 / 建築技術史 / MANUFACTURE FRANCAISE社 / フランス製鉋 / 世界遺産登録候補 / パリ外国宣教会
研究成果の概要

鉄川与助の大工道具の復原を通して、教会建築がどのように実現したのか検討した。
次の4点が判明した。①鉄川与助の時代の技術に通じる人は今やごく限られた人である。②復原鉋の削り形状を青砂ヶ浦天主堂(1910)と頭ヶ島天主堂(1919)で対照させた。聖体拝領台手摺り、階段手摺、窓枠などに合致した。③鉋のひとつはフランス・サンテチエンヌのMANUFACTURE FRANCAISE社製(期間は1902~1910)で、日本でもカタログを通じて購入可能であった。④③の溝鉋はド・ロ神父がもたらした可能性が高い。これは、パリ外国宣教会の宣教師の各地での活躍をカタログ通販が下支えした可能性を示唆する。

自由記述の分野

建築史・意匠

URL: 

公開日: 2017-05-10  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi