Co-Si-B-Cu 二相リボンの作製を、汎用の単ロール法を用いて達成した。二相リボンは、Cu ナノグロビュールが分散した Co-Si-B アモルファスと、Cu 金属結晶からなる、ミクロ・マクロ相分離組織を形成していた。相分離組織の形成要因は、Co-Cu 系の液相分離と、Co-Si-B 合金系におけるアモルファス形成であると考えられた。Fe-Si-B-Cu 合金系では、アーク溶解型抽出紡糸法により、マクロ相分離組織を示す特殊なワイヤーが得られた。 すなわち、この合金系において、Fe-Si-B アモルファスコアと Cuカバーレイヤーからなる、相分離ワイヤーの作製が達成された。
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