研究課題
若手研究(B)
木質バイオマスの熱分解において、有効利用が容易なタール成分を選択的に生成することを目的として熱分解手法の検討を行った。その結果、熱分解操作を二段階に分けることにより、キシラン由来の成分としてフランを高選択率で回収することができ、リグニン由来の芳香環を含有するタールの生成量を減少させる一方でリグニンと同等のチャーとして固定することができた。また、リグニンは溶剤により抽出したうえで熱分解することで、そのタールが樹脂原料にできることが明らかになった。
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Fuel
巻: 90 ページ: 104-112
DOI:10.1016/j.fuel.2010.08.023
http://www.cheme.kyoto-u.ac.jp/8koza/staff3.html