次年度の研究費の使用計画 |
H23年度は会計上の手続きの問題で支出日が遅れたが全額執行は完了している。H24年度は、酸化マグネシウム(H24年度消耗品 ¥50,000)を真空状態にしたSUS製チャンバー内に設置し、CO2レーザー(レンタル品)あるいはLD(レンタル品)を照射する。発生した蒸気を無酸素銅製捕集器(H24年度購入予定 総額\300,000)にマグネシウムを蒸着させる。雰囲気には、Ar、He、N2、SF6、NH3ガスなど(H24年度消耗品 ¥150,000)を充填して各種最適条件を見出す。レーザー照射前後の酸化マグネシウムは、ゲルマニウム製プリズム(H24年度購入予定・¥200,000)を介してFT-IR測定および蛍光分光測定器(現有装置)を用いて測定し、発生蒸気内の温度の空間分布とマグネシウムの空間解析を行う。バルクマグネシウムの評価には、希塩酸水溶液(H24年度消耗品 ¥50,000)中、蒸着したマグネシウムを浸漬させて水素を発生させ、水素検知器(H24年度購入予定 消耗品 ¥98,000)を用いて水素量を特定し、発生水素量から生成マグネシウム量を算出する。その他依頼分析(H24年度消耗品 ¥400,000)として、X線回折測定(XRD)あるいはX線分光測定(XPS)、原子間力顕微鏡(AFM)、ラマン分光測定を行い、レーザー照射前後の組成ならびに結合状態を明らかにし、これを境界条件ならびに初期条件としてシミュレーション(H24年度購入予定¥200,000)を行う。その他、研究成果は国内学会では、応用物理学会、レーザー学会で発表、国際学会では12月にアメリカボストンで開催されるMaterial Research Society Fall Meetingsでの成果発表(H24年度旅費 ¥50,000x3(国内学会)、¥250,000(国外))として経費を使用する。
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