研究課題
若手研究(B)
風化花崗岩を鉱体とするイオン吸着型希土類鉱床は重希土類の主要な供給源である。本研究ではミャンマー及びタイ南西部でイオン吸着鉱の成因解明、探査法の確立、資源ポテンシャルを見積もりを行った。イオン吸着鉱の形成には希土類含有鉱物の種類と風化耐性が重要であり、花崗岩中の希土類フッ素炭酸塩、褐レン石、チタン石が鉱化作用に望ましいことが分かった。風化花崗岩のCeの枯渇が大きい程、イオン交換性の希土類の割合・量は大きく、このCe異常が探査において重要な指標となる。調査地の風化殻の厚さは10m以下が多く、資源量は中国でいう小型(<1万t)や中型(5~50万t)に匹敵するものと見積もられた。
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