核融合ブランケット用に開発研究を進めている各種セラミック機能材 料について、その組成や結晶性などの結晶特性評価への電子ビーム誘起発光(カソードルミネ ッセンス)スペクトル測定の適用可能性を調べた。特に材料焼成温度の制限や照射損傷試験に より結晶性が劣化し、発光強度の弱い状態での特性評価が重要であるが、走査型電子顕微鏡を 用いることで概ね10 秒以内に、μmオーダーの空間分解能でCL スペクトルの取得が可能であ ることが分かった。本手法をセラミック被覆開発研究、照射効果研究、冷却材循環試験等の中 で材料結晶状態の評価に有効に適用している。
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