焼結における粉末間の相互作用を直接的に測定することにより焼結挙動を評価する手法を開発することを目的として、電気化学インピーダンス測定(EIS)装置を用いてモリブデン及び酸化セリウム成型体の高温でのインピーダンス変化を測定し、焼結中の界面における物質移動挙動評価へのEISの適用性を確認した。高温でのEISの結果、焼結初期過程における粉末の界面の変化に起因した局所的なインピーダンスの変化をバルクと分離して測定できることを確認した。これにより本手法を用いることにより焼結中における界面/バルク相の量比変化を評価できる可能性が示された。
|