研究概要 |
居住者同士の相互作用,および居住住宅の建材や他の室の影響を考慮可能とする家庭用エネルギー需要モデルを構築し,同一世帯間でのエネルギー消費の分布を比較可能とした.また,太陽光発電や蓄電池が需要の分布に与える影響を検討した.小容量の蓄電池において,太陽光発電の導入効果は居住者の行動に影響されず,一定の削減効果を得ることができることを明らかにした.また,太陽熱温水器を備えたヒートポンプ給湯システムについて導入効果の比較を行い,夏期や中間期ではヒートポンプ給湯システムの大幅な省エネルギー化を実現できる一方で,冬期においては削減効果がほとんど得られないことを明らかにした.
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