ヒストンシャペロン関連遺伝子を網羅的に破壊してFACT構成因子であるpob3破壊株のヘテロクロマチン崩壊様表現型が顕著である事を発見した。またSwi6依存的FACTリクルートメカニズムを発見した。マイクロアレイ解析からFACT変異株とswi6破壊株のグローバルなRNA発現パターンに高い類似性を見いだした。さらにFACT変異株でヒストンH2A/H2Bのヌクレオソーム組込不全が起きていた。加えて新規H3K9メチル化の領域を発見した。ヘテロクロマチンとユークロマチンの境界決定因子のノックアウト株でこのピークが増加する事からH3K9メチル化の生物学的意義の一端が明らかになった。
|