研究課題
若手研究(B)
植物は、近隣の被害植物から放出される匂いを受容して、被害を受ける前から防衛反応を引き起こし、後の被害を減らすことが知られている。これは、植物間匂いコミュニケーションと呼ばれている。我々は一般性を明らかにするため、野外実験を13科23種に対して行ったところ、18種において匂いコミュニケーションが見られた。さらに、植物が受容する匂いを識別し、血縁度の高い個体からの匂いにより強く反応し、防衛を高めていることを、セージブラシとセイタカアワダチソウの2種で明らかにした。
化学生態学