東アジア産有尾類の系統分類学的な再評価と多様性形成史の推定のために、東アジアおよびその周辺国・地域である、中国の福建省、重慶市、広東省、湖南省、貴州省、雲南省、浙江省、四川省、香港、ベトナム、タイ、カザフスタンにおいて野外調査および標本調査を行った。そして、得られた標本やDNA解析用の組織サンプルによって、形態と分子に基づく系統分類学的な解析を行った。また、最終年度にはベルギー、オランダ、ドイツの主要博物館を訪問して東アジア産有尾類のタイプ標本など多くの標本の調査を行った。それらの結果、多くの分類学的な問題を解決して新種記載も行うことができた。
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