• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2012 年度 研究成果報告書

JNKとp38キナーセ活性の可視化と操作によるストレス応答の特異性決定機構の研究

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 23770141
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 機能生物化学
研究機関東京大学

研究代表者

冨田 太一郎  東京大学, 医科学研究所, 助教 (70396886)

研究期間 (年度) 2011 – 2012
キーワードストレス応答 / キナーゼ / イメージング
研究概要

細胞のストレス応答を担うストレス応答キナーゼ(以下SAPK)活性化の動態を先鋭的な可視化手法で解明し、また、キナーゼ動態を人為的に操作することにより、ストレス依存的な細胞応答の特異性決定に「キナーゼ活性化を生じる場所やタイミング」という時空間的な情報がどのような役割を担うかを解明する目的で研究を行った。本研究では細胞への紫外線、タンパク合成阻剤等によるSAPK活性化の時・空間動態を解析することに成功した。その結果、刺激の種類によってSAPK活性を生じる場所およびタイミングに相違点があり、それぞれ特徴的な時空間パターンが存在することが明らかになった。また、SAPK活性をモニターしながら人為的に活性誘導する実験系を構築したところ、刺激の種類ごとに異なる細胞機能を発揮するメカニズムの一つがシグナルの時間動態に起因する可能性が示された。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2012 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)

  • [雑誌論文] The Temporal Pattern of Stimulation Determines the Extent and Duration of MAPK Activation in a Caenorhabditis elegans Sensory Neuron.2012

    • 著者名/発表者名
      Tomida, T., Oda, S., Takekawa, M., Iino, Y., and Saito, H.
    • 雑誌名

      Sci. Signal.

      巻: 5 ページ: 76

    • DOI

      doi:10.1126/scisignal.2002983.

    • 査読あり
  • [学会発表] MAPキナーゼ活性化のinvivoイメージングとシステムエンジニアリング的アプローチによる線虫感覚神経MAPK制御機構の解析2012

    • 著者名/発表者名
      冨田太一郎、斎藤春雄
    • 学会等名
      日本分子生物学会年会
    • 発表場所
      福岡
    • 年月日
      20121200
  • [学会発表] invivoMAPKリン酸化シグナルの可視化による線虫の感覚応答解析2011

    • 著者名/発表者名
      冨田太一郎、斎藤春雄
    • 学会等名
      日本分子生物学会年会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      20111200
  • [学会発表] 線虫の環境応答行動における情報伝達の可視化2011

    • 著者名/発表者名
      冨田太一郎
    • 学会等名
      第82回日本動物学会シンポジウム
    • 発表場所
      旭川
    • 年月日
      20110900

URL: 

公開日: 2014-09-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi