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2012 年度 実績報告書

Notch下流の新規因子Neproの機能と神経幹細胞の解析

研究課題

研究課題/領域番号 23770242
研究機関千葉大学

研究代表者

室山 優子  千葉大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (20422248)

キーワード発生・分化 / 神経科学 / 幹細胞
研究概要

大脳形成初期の神経幹細胞の性質の分子基盤の解明を目指し、研究代表者等が同定した大脳形成初期の神経幹細胞の維持に必須なNotch下流の新規因子Neproの発現制御機構の解析を進めた。前年度までに作製したNeproのゲノムDNA断片と蛍光タンパク質Venusをコードする遺伝子をつないだレポーターコンストラクトを電気穿孔法によりマウス脳組織で発現させたところ、Nepro遺伝子の上流に大脳神経幹細胞での発現を制御する領域が存在することが明らかになった。データベース解析により転写制御に関わる因子の結合配列モチーフを検索したところ、Nepro遺伝子の上流領域にNotchカスケード下流の転写制御因子の結合配列が複数存在することが明らかとなった。そこで、種間で保存された結合配列を含むDNA断片やその領域を欠損させたゲノムDNA断片にVenus遺伝子をつないだコンストラクトを作製し、電気穿孔法を用いてマウス脳組織で発現させてNeproの発現制御に必要十分な領域の同定を行っている。また、Nepro発現細胞をマウス生体脳内で可視化するため、Nepro遺伝子の発現制御下にVenusを発現するトランスジェニックマウスの作製を行った。今年度同定したNeproの発現制御領域を含むゲノムDNA断片にVenus遺伝子とSV40のイントロンとポリAをつないだコンストラクトを作製し、受精卵へのマイクロインジェクションを行い、得られたマウスについて現在解析を進めている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Inducible gene expression in postmitotic neurons by an in vivo electroporation-based tetracycline system.2013

    • 著者名/発表者名
      Tatsuya Sato
    • 雑誌名

      Journal of Neuroscience Methods

      巻: 214 ページ: 170-176

    • DOI

      10.1016/j.jneumeth.2013.01.014.

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2014-07-24  

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