研究課題
若手研究(B)
本研究課題では、モンゼンイスアブラムシの兵隊幼虫が示す自己犠牲的なゴール修復行動に着目し、ゴール修復の分子基盤、および兵隊体内で特殊化した巨大顆粒細胞の機能と発生起源について明らかにする。この目的を達成するため、兵隊分泌液に存在する主要タンパク質成分の解析と、巨大顆粒細胞における網羅的な遺伝子発現解析をおこなった。その結果、巨大顆粒細胞で発現亢進する遺伝子として、メラニン合成、生体防御、脂質や糖の代謝に関わる遺伝子が多数同定され、ゴール修復に関与することが示唆された。
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-分子基盤とその進化-
巻: 63巻 ページ: 131-140
http://staff.aist.go.jp/t-fukatsu/index.htm