研究課題
若手研究(B)
トマト葉かび病菌はエフェクター遺伝子を変異することで、宿主トマトが持つCf抵抗性遺伝子による抵抗性を回避する。日本で分離された123菌株についてエフェクター遺伝子配列を決定した結果、変異様式は(i)フレームシフト変異、(ii)Avr2へのトランスポゾンの挿入、(iii)Avr4とAvr4Eの点突然変異、(iv)Avr4EとAvr9の遺伝子の欠落、のたった4パターンであることが明らかとなった。さらに、新規エフェクター遺伝子の単離を目指し、感染葉アポプラスト液のプロテオミクス解析とRNAseqによる発現解析によりエフェクター候補を選抜した。これら候補タンパク質の中から、抵抗性遺伝子Cf-5をもつトマト品種への抵抗性反応によりAvr5遺伝子が同定され、本遺伝子が1.8Mbの小型染色体に座乗していることが明らかとなった。
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関東東山病害虫研究会報
巻: 59 ページ: 51-52
http://www.wageningenur.nl/en/Persons/prof.dr.ir.-PJGM-Pierre-de-Wit.htm
http://www.naro.affrc.go.jp/vegetea/introduction/ chart/domain05/index.html