植物免疫応答におけるリン酸化シグナルネットワークの解明を目的に、シロイヌナズナにおいてMAMP 処理に伴いリン酸化されるタンパク質群のT-DNA タグラインを単離し、MAMP 処理で生成される活性酸素に着目してスクリーニングを行った。その結果、MAMP 処理で活性酸素生成が変動する38 遺伝子を同定することに成功した。同定した遺伝子の中には、病原菌に対する抵抗性が変化する因子が含まれていたことから、リン酸化プロテオミクス手法が植物シグナルネットワークの解明の為の強力なツールになることが示唆された。
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