研究課題
若手研究(B)
黒穂病菌に感染したマコモは花茎が異常な伸長肥大成長を示す。この現象には植物細胞壁の部分的分解による緩みが関与すると推測される。黒穂病菌とマコモのゲノムのドラフト配列を解読し、感染マコモ花茎の各肥大成長段階における遺伝子発現を網羅的に解析したところ、黒穂病菌では細胞内局在の糖加水分解酵素の遺伝子と比較して細胞壁分解酵素遺伝子は高い発現量を示した。これら遺伝子のうち、異種発現に成功したβ-グルコシダーゼとβ-グルカナーゼは、機能解析によりβ-1,3-グルカン分解酵素であることを明らかにした。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (6件)
Applied Microbiology and Biotechnology
巻: 93
Doi:10.1007/s00253-011-3538-2
Applied and Environmental Microbiology
巻: 78 ページ: 5682-5689
Doi:10.1128/AEM.00483-12