研究概要 |
様々な強い生物活性を持つプロアントシアニジン(PA)のプローブ化、及び、その化学生物学研究を行った。我々が見出した位置特異的脱保護法を足掛かりとして、蛍光プローブ化、フルオラスタグ化等のプローブ化を進め、フルオラスタグを用いたとき、リコンビナントのDNAポリメラーゼαとの小分子化合物-タンパク質間の物理的結合を確認することが出来た。さらに、お茶カテキンであるEGCGよりもはるかに強いガン細胞(HeLaS3)に対する細胞増殖抑制活性を持つ化合物(3,3''-ジガレート2量体)を見出すことが出来た。PAの安定化に関する研究においては、抗酸化活性試験(TBAmethod,DPPHmethod)においては、糖鎖の影響は確認できなかった。
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